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COLMONOY コルモノイについて

コルモノイ合金とは

概要

1937年、米国ウォールコルモノイ社が開発した極めて優れたハードフェース用合金で耐摩耗性と同時に耐食性にも優れています。自溶性合金として広く知られるユニークな合金の源となるものです。
コルモノイ合金は、耐食性に優れるNi-Cr合金にB(ボロン)やSi(シリコン)などを加えたもので、硬いほう化物や炭水化物の分散によって耐摩耗性を向上させています。特にダイヤモンドと同じように硬いほう化クロムの分散がコルモノイ合金の大きな特徴であり、これによって極めて優れた摩耗特性を示します。

ホウ化クロムとは

クロム(cr)とホウ素(B)におる結晶体を含有する合金でありこの結晶体をCOLMONOY CRYSTALSと称しています。
これにニッケルが含まれた物が、ニックロボロン(Ni-cr-B)合金として米国で広く使用されコルモノイ合金の別名となっています。コルモノイ類似品には含有されないものであります。

様々な施工法

コルモノイ合金は、耐食性及び耐摩擦性に優れた肉盛溶接材料として現在広い分野で使用されているステライト(コバルト合金)に置き換わる材料として使用されるようになってきました。
コルモノイ合金の優れた材料性特徴を生かして、様々な施工方法が可能です。

  • スプレイドウェルド法
  • ガス肉盛法
  • 真空溶着法
  • 高速フレーム溶射(HVOF)法
  • プラズマ粉体肉盛(PTA)法
  • TIG溶接法
  • 鋳物ろう付け法

また施工方法に応じた粉末(スレイウェルド法に最適なクラッシュ粉末及びPTA法等に適した球形アトマイズ粉末)・ロッド・鋳物を用意しております。

特性

硬度

コルモノイ合金は非常に硬いほう化物及び炭化物の分散によって高い硬度を示します。また高温においても高い硬度を保ちます。

耐食性

コルモノイ合金は各種の腐食環境下で優れた耐食性を示します。

腐食環境 18-8ステンレス鋼の腐食速度
(mm/year)
コルモノイ6の腐食速度
(mm/year)
10%硫酸(104℃) 15 9.6
25%硝酸(21℃) 0.13 0.076
氷酢酸(沸騰) 1.8 0.15
50%水酸化ナトリウム(66℃) 0.0025 0.0005

耐摩耗性

耐摩耗合金として知られるステライト合金と同様摩擦係数が小さく、優れた摺動特性を有します。

材料 摩擦係数
ステライトNO.6 0.15
コルモノイNO.6 0.12
18-8ステンレス鋼 0.7
面圧:2kg/㎟ 温室水中

耐焼付性

コルモノイ合金はステライト合金と同様に耐焼付性に優れ、高面圧下でも優れた磨耗特性を示します。

材料 焼き付荷重(kg/㎟)
ステライトNO.6 >50
コルモノイNO.6 >50
18-8ステンレス鋼 1
面圧:2kg/㎟ 温室水中

耐熱性

コルモノイはクロムを多く含有するニッケル合金であるために、高温での耐腐食性に優れています。